うつと生きていく死にたがりだったもの

感情に変化があった時に書いてます

「若い子ってすぐネットで調べるよね」【適応障害ときびなご】

〜おさらい〜

とうとう心療内科で”適応障害”と診断されてしまったきびなご氏。

異変は半年前くらいから起こっていたが、確信に迫ることなく不調に耐えながらも仕事を続ける日々...。

 

今回は ②確信 編です。

引き金となった出来事や受診を決めた時のお話です。

 

 

②確信

<ggrks>

もう死語かもしれませんけど、ggrksって知ってます?

ググれ(Googleで調べろ)カスって意味です。

そんな言葉が死語とされる世代が私の生きる世代なのです。

なので調べるのは当たり前。

だって手の中にいつもインターネットに繋げるデバイスがあるから。

 

あのドラマの主題歌何だっけ?あのネタやるコンビのツッコミ誰だっけ?

頭のこの辺りが痛いんだけど偏頭痛?緊張性のやつ?

日常生活でパッと出てこない人名から体の不調までなんでも調べられる時代。

 

それでも未だに言われるんですよね

「今時の若い子ってすぐネットで調べるよね」

いやだって便利やん?????

 

そんなこんなで私もググったんです。

あまりにおかしいぞ、こんな不調だらけなの20数年生きてきて初めてだ!と。

そしたら出てきたんですよね、実際に診断された病名たちが。

ほら、やっぱ便利じゃん。

 

<気づかないフリを辞めた日>

Google先生に聞く前から一切知らなかったわけではないんです。

Twitterで見かけたりニュースで聞いたりしてました。

だから不調に気づかないフリをしていたころも実際ありました。

「私は大丈夫。みんなしんどいんだし仕方ないんだ。」と

 

そんなことないんですよね。

この仕事が天職だと思っている人もいれば、得意とする人もいれば、

私のように溜め込まずに流しつつ上手く仕事している人もいる。

 

気づかないように、平気に振る舞って仕事を続けている中で、

「もうこりゃダメだ」となった日。

サービス業あるあるだと思うんですけど、

ほぼ毎日シフトインしてくれるベテランのアルバイトさんに頼りすぎた結果、

辞めた時に空いた穴がデカすぎて誰も対応できなくなる現象。

 

他の社員が何人とカウントするかはわかりませんが、

私の体調がおかしくなり始める少し前からカウントすると、

なんと私の部署だけで5名も抜けた。そんな主要メンバーが。なぜ。どうして?

 

それは間違いなくコロナのせいです。

サービス業なので一時期お客様が激減し、

店の中にいる人間がお客様よりも従業員の人数のが上回ったりする日々が続き、

削れるお金は少し無理してでも削れ!でも新しいお客様呼べそうな企画はバンバン打つぞ!みたいな矛盾が生まれたんですよね。

そしたらシフトを削られて生活が苦しくなった人は辞めて他のバイトするだろうし、

こんなきつい仕事なんてやってられるか!と辞める人ももちろん出る。

 

新人さんも5名以上が辞めていきましたね。

2、3回目で「ここやばいな」って気づいたんでしょうかね。大正解。

ただ研修する側のメンタルも考えて欲しいですよ。折れましたね心が。

自分のせいで辞めたってわけじゃないけどやっぱり不甲斐なさがついて回ります。

 

私が特に仲良くしてたアルバイトさんが学校の卒業、県外への就職により退職が決まり、

その辺りでしたね確か。これやっぱおかしい。私ここじゃやっていけないと気づいたのは。

頑張っても頑張っても頑張っても改善されない報われない。

とっくに折れていた心とやっと向き合うことができました。

 

<ネットで検索>

数秒で結果が出るのがそれはそれで辛辣。

でもいきなり病院行って言われるよりは心の準備もできた。

 

色々な病名とその対策がヒットしました。

自分でできそうな対策もいくつか試してみました。

まあできないものも多々ありましたけどね。

”規則正しい生活を送る”なんてシフト勤務者には難しいのです。

 

<そうだ、病院に行こう>

病院に行くなら本当に働けないなから休職する時にしようと考えていました。

私が急にシフトから抜けるとどんなことが起こるか。

急に欠員が出る日々でしたので安易に想像はついていました。

それでも、働けない使い物にならない、休まざるをえない、

そんな身体になるまでは我慢していました。

 

とうとうその日はやってきました。

やはり今日も死にたい。

仕事が休みなのに職場からの着信がくる気がしてならない。

一日しか休みがないのに頭の中は仕事仕事仕事仕事・・・・・・・。

 

実はその前日も仕事終わりに体調が悪く微熱っぽい感覚がありました。

それを職場の先輩に漏らすと

「明日の休みはしっかり寝て、また頑張ってね!」

いや、休みくらい好きなことさせてよ...。

「仕事」をするために「休む」?違う違う嫌だこんな毎日!

とその日の時点でそこで働くのが馬鹿らしくなってしまいました。

 

そうだ、病院に行こう。

 

とまぁこんな感じでした。

次回は③診察編です。